POINT CANVAS

column .
2025.06.02

ORBEA ORCA 登坂性能に情熱を注ぐ純粋なクライミングバイク

当店の取扱いブランドの1つであるORBEA(オルベア)はスペインのバスク地方で約1世紀にもわたって自転車をつくり続けているメーカーです。

ロードバイクだけでなくMTBやe-bikeなどの製造にも積極的に取り組んでおり、各分野で堅調にシェアを拡大しています。

近年ではアジアでの生産を取りやめスペイン本社に移管、自社生産だからこそできる強みを生かしたパーツやカラーのカスタマイズプログラムMyO(マイオー)をスタートさせ、その勢いをさらに加速させました。

そして長らく影を潜めていた日本市場においても、今年25年の1月に日本法人オルベアジャパンが誕生し、その前後においてにわかに盛り上がりを見せています。

そんなORBEAから今回入荷しているのはブランドの象徴とも呼べるロードバイクモデルORCA(オルカ)です。

ORBEA ORCA 完成車 ¥399,300(税込)~  ※画像は49サイズ

現在のレースシーンではエアロ性能を向上させた軽量なオールラウンダー1モデルに絞ることが主流ですが、ORBEAは軽さと空力性能を完全に両立させることは現在の技術では難しいとし、それぞれに特化したモデルを用意する独自路線を貫いています。

2モデルのうち、ORCAは軽さと登坂性能に注力した純粋なクライミングバイクで軽量でキレのあるその走りは、確かに上りでアドバンテージを感じられる質の高いバイクとしてキャラクターを確立しています。直近のトピックでは2025年の富士ヒル女子選抜でも優勝者が使用したバイクとして取り上げており、その登坂能力の高さを証明しました。

薄く扁平したトップチューブは縦の快適性とヘッド付近のねじれ剛性を高める狙い

またトップチューブの薄さのおかげで前三角が広くなり、小さいフレームサイズでもボトルの収納スペースが確保できたりフレームバッグが使いやすいなど別の方面でのメリットもあります。

フォークは左右非対称に塗分けられデザインのアクセントに

写真の完成車はM30iというグレードでグループセットにはSHIMANO 105 di2が採用されています。

他社のハイエンドグループセットに匹敵する変速の速さと正確さが魅力です。

なお、もう1つ上のグレードになるとMyOの対象となり、無料でのカラーオーダーやパーツの変更等細かなカスタマイズが可能になります。こだわりたい方にはグレードアップもきっと無駄にはなりません。

ORBEAには「得意なことに特化したモデル」「カスタマイズプログラムMyO」「リーズナブルな価格設定」など明確な強みがいくつもあるので今後も存在感を増していくと思われます。

ORBEAの製品についてカラーオーダーやカスタマイズなど細部までサポートさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。