POINT CANVAS

column .
2025.06.13

ORBEA ORCAがアップデート - デザインの変更や専用ハンドルの登場でより洗練されたバイクに

ORBEAのロードバイクORCAがアップデートが発表されました。

アップデートと言っても昨年モデルチェンジしたばかりのフレーム自体は変わっておらず、カラーリングのパターンや周辺パーツの進化が主です。

順番に変更点を見ていきましょう。

|カラーリング

前モデルはフロントフォークが左右で色の違うアクセントをきかせたやや癖のあるデザインでしたが、新デザインでは単色もしくはシートクランプ付近やフォーク先端でわずかに色の変わる洗練されたデザインになりました。

単純なカラーリングの変化だけのはずですが、巧みな色使いで形状がよりシャープになったように感じます。

同時にカスタムプログラムのMyO(=無料でカラーやパーツの変更ができるORBEAの特徴的サービス)での配色も新モデルに合わせたものに変更されています。

配色パターンに加えて、カラーパレットにも新たな色がひっそり追加されて表現の幅が広がっているのでシミュレーションが一層楽しくなりそうです。

|ハンドル

昨今のバイクに倣ってORBEAでも専用のステム一体型のカーボンハンドルOC SH-RA10が登場しました。エアロ性能を追求しながらもORBEAらしい落ち着いたデザインは、無駄をそぎ落としたクライミングバイクであるORCAに馴染みます。重量は313g(100mm,380幅)と十分に軽量です。

もちろん一体型ハンドルの不自由さがお気に召さない方にはMyOで従来の別体型も選択可能です。

また一体型ハンドルは単体販売もありますので、すでにORCAにお乗りの方にはアップデートのカスタムが可能です。単体価格は¥89,100で他社と比較すると抑えられた価格も魅力です。

|ホイール

昨年ORBEAからコンポーネントブランドとして単体販売の開始されたOQUO(オークォ)ホイールにもアップデートが施されました。

前モデルではZippのZR1ハブを採用していましたが、アップデート後は完全オリジナルのQ10ハブに変更されました。前後で約280gと超軽量なハブはSapimのCX-Rayと組み合わせられており、得意の登坂を後押ししてくれそうです。

最後に、色々とアップデートや変更のあったORCAですが価格は2024年から据え置きです。

shimano105の完成車であるORCA M30は¥399,300(税込)、ORCAの最高グレードであるOMXのフレームセットは¥522,500(税込)と他社のレーシングフレームとして比較して相当競争力のある価格設定にされています。

勢いに乗るORBEAからは今年もまだまだ目が離せなそうです。