速さを求めたORBEAのグラベルレーサー "TERRA RACE"

ORBEAからグラベルフレーム「TERRA RACE」が発表されました。
先週、アドベンチャー要素を強化した新型「TERRA」が発表されたばかりですが、こちらは軽量性と高速走行に注力した別路線のモデルになっています。
各社から新モデルが発表されている、トレンド真っ只中のこのジャンルにORBEAが参入です。
|グラベルレーサーTERRA RACE

ORBEA TERRA RACE 完成車 ¥790,900(税込)~
XS | S | M | L | |
Stack | 514.9 | 540 | 560.3 | 580 |
Reach | 375 | 383 | 389 | 395 |
Top Tube | 523 | 538 | 555 | 567 |
Head Angle | 70 | 70.5 | 71 | 71 |
Seat Angle | 74 | 74 | 73.5 | 73.5 |
Chainstay | 420 | 420 | 420 | 420 |
Wheel Base | 1005 | 1018 | 1026 | 1040 |
Trail | 65.6 | 62.4 | 59.2 | 59.2 |
BB Drop | 78 | 78 | 78 | 78 |
ジオメトリを見てみると昨今のグラベルレーサー系のフレームと比較してチェーンステーの短さとトレイル値の小ささが目につきます。
最大タイヤクリアランスは45Cと現実的なところで留めておりその分、反応の良い走りとハンドリングを期待できそうです。

ORBEAらしい深く切れ込んだヘッドチューブと薄く扁平したトップチューブはORCAを彷彿とさせます。
フレーム素材にはロードの上位モデルと同じOMXグレードのカーボンを使用しており、グラベルモデルながらMサイズで実測7.4kgと相当軽量な仕上がりです。

シートチューブは薄く扁平しており、シートステーの位置も下げられています。オフロードでの高速走行を想定し、ORCA以上に空力性能と快適性を求めて設計されていることが伺えます。

フォーク先端にはフィン状のフラップ。エアロロードのORCA AEROにもない新しい試みです。

軽量でもダウンチューブ下にはしっかりとしたプロテクターが用意されています。

ハンドルはORCAと共通の一体型ハンドルOC SH-RA10を採用。MyOのカスタマイズによりステム長は80mmから130mmまで、ハンドル幅は360から400mmまで変更可能です。

フロントシングル専用フレームが増える中、TERRA RACEはフロントダブルへの対応を残しています。
脱着可能なFD台座はシングル時は専用のチェーンスポッターへ変更可能

UDH対応フレームなのでSRAMのフルコンタクト(フレームに直接ディレイラーを取り付ける)にも対応可能です。完成車には発表されたばかりのRival,Forceを含めたSRAMのグラベルグループセットすべてがラインナップされています。
|カラー展開
ストックカラーの展開は以下の3種類です。どれもORBEAらしくセンス良くまとめらているので悩ましい選択になりそう。もちろん、カスタムプログラムのMyOに対応しているので自分だけのカラーに塗り替えることも可能です。



ストックカラーをすぐに注文できれば初便は8月中に間に合うそう。大手ブランドの納期が軒並み遅れている現状ではこれは嬉しい情報です。
ニセコグラベルをはじめ、秋のグラベルイベントに参加したい人にとっては最有力候補になるのではないでしょうか。
私たちもニセコグラベルには店舗を休業して参加する予定にしていますので、グラベルや関連イベントにご興味のある方はぜひお早めにご相談ください。